欧米やアジア、南米、アフリカといった海外でも、格安SIMのOCNモバイルONEは使えるのか?
海外旅行や仕事で海外へ渡航する機会が多い方は、気になると思います。
結論から言いますと、海外でも一部の機能(通話とSMS)はそのまま使えます。
しかも、OCNマイページから設定変更も不要でOCNモバイルONEのSIMカードを利用できます。
ただし、海外で利用するには国際ローミングが必要になるため、事前に手続きを済ませておいて下さい。
では、どのように手続きを行えばよいのか?
この記事では、国際ローミングの手続き方法や海外で使える機能状況をまとめてみました。今後、渡航の予定がある方は是非参考にしてみて下さい。
【OCNモバイルONE】海外で使える機能は一部のみ
OCNモバイルONEの海外の対応状況
- 音声通話は可(国際ローミングの契約が必要)
- SMSは可(送受信)
- データ通信は不可
090や080といった電話番号で、音声通話がそのまま利用できます。(SMSも含む)
しかし、データ通信は海外でOCNモバイルONE(ドコモ回線)の基地局がないため、利用できません。
音声対応SIMとSMS対応SIMが海外に対応
海外では音声通話とSMS機能のみの対応になってしまうため、OCNモバイルONEのプラン(SIMカード)も限定されます。
海外の対応状況
- 音声対応SIM(対応可)
- SMS対応SIM(対応可)
- データ通信専用SIM(対応不可)
音声対応SIMとSMS対応SIMは、データ通信以外の機能(音声通話やSMS)であれば、海外でも利用できます。
データ通信しか利用できないデータ通信専用SIMは、海外では利用できません。
どうしても現地でデータ通信を使いたい場合は、現地の無料Wi-Fiを利用するか空港などで販売している有料のプリペイドSIMカードを購入する必要があります。
現地でデータ通信の環境を整えることで、IP電話(インターネット回線)対応の050plusが利用できるようになります。
国際ローミングは事前に手続きが必要
音声対応SIMもしくはSMS対応SIM契約者が海外で音声通話やSMSを行いたい場合、国際ローミング(オプション契約)を行う必要があります。(月額基本料金は無料)
ただし、利用するためには事前に下記の2つ手続きを行う必要があります。
国際ローミングの手続きの流れ
- 電話で申し込み(0120-506-305)※受付時間10:00~19:00(年中無休)
- 必要書類の提出(日本国パスポート、在留カード、特別永住者証明書のいづれか1点)
必要書類は、本人確認証とお申込者情報の同一が条件です。
申し込みをしてから約2~3日後に、SMSにて結果が分かります。
無事、申請が通過すれば国際ローミングの利用が可能になります。
【OCNモバイルONE】海外から通話する場合
海外で通話機能を利用する場合、通話先の国(相手)によって発信方法が異なります。
滞在国から日本に通話する場合
「+」→「81」→「電話番号の先頭の(0)を省いた相手の電話番号」→「☎」
例えば、イタリアから日本に通話する場合などが該当します。
「81」は日本の国番号です。
滞在国から滞在国に通話する場合
「通話相手の電話番号」→「☎」
例えば、韓国から韓国に通話する場合などが該当します。
滞在国から滞在国(日本以外)に通話する場合
「+」→「相手の国番号」→「電話番号の先頭の(0)を省いた相手の電話番号」→「☎」
例えば、オーストラリアからニュージーランドに通話する場合などが該当します。
特に通話相手が滞在先以外(日本を除く)の場合、国番号が必要になってきます。国番号が不明な場合は、事前に確認しておくとスムーズに発信ができて安心です。
【注意】海外で通話すると料金が高額になる!
海外では日本と違って通話料金やSMS料金が異なります。
注意!
- 通話料金(43~250円/1回)※渡航先による
- SMS通話料金(100円/1回)
特に通話料金は国際料金に切り替わります。しかも、1回あたりの通話料金も高額になるため、注意して下さい。
さらに、渡航先によって金額差が大きく変わってきます。事前に渡航先の国際料金を確認しておくと良いです。
【参考】主要国の国際料金(1回あたり)
- アメリカ合衆国(43円)
- カナダ(73円)
- オーストラリア(127円)
- 韓国(57円)
- 中国(66円)
- 台湾(66円)
- シンガポール(80円)
- タイ(79円)
- インド(59円)
- フランス(107円)
- ドイツ(107円)
まとめ
OCNモバイルONEのSIMカードを契約して海外へ渡航する場合、一部の機能(音声通話とSMS)は利用できます。
つまり、音声対応SIMカード、SMS対応SIMカードのみ対応し、データ通信専用SIMカードは非対応です。
データ通信のみ利用不可になってしまうため、必要な方は海外対応のプリペイドSIMカードの購入もしくは現地の無料Wi-Fiを利用すると良いです。
また、海外では国際ローミングが必要です。
国際ローミングを利用するためには、事前にOCNモバイルONEに申し込みと必要書類の提出が必須になるため、渡航前に済ませておくこと良いと思います。
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