OCNモバイルONEは、新コースの月額基本料金が格安SIM業界でも最安値クラス!それにカウントフリーが無料!他にもかけ放題を選択できるなど、サービス内容をみてもそれほと悪くはないといえます。
しかし、「他社から乗り換えをしたら、思ったのとちょっと違う…。」そんな口コミも少なからず耳にします。
当サイト管理人も、ドコモから乗り換えて3年以上使っていると、いくつかのデメリットがありました。これは、公式サイトには未掲載の情報や体験しないと知りえないデメリットも、なかにはありました。
この記事では、特に気になるデメリットについて9つにまとめています。さらに、解決方法も一緒に紹介しているため、参考にしてみて下さい。
まずは目次から気になるデメリットをご覧下さい。
メール持ち運びサービスを契約しないとキャリアメールが使えない
キャリアからOCNモバイルONEに乗り換えると、キャリアメールが使えなくなります。キャリアメールを保持したい方は、キャリア解約後31日以内に、各社が提供するメール持ち運びサービスを契約して下さい。
メール持ち運びサービスを利用すれば、OCNモバイルONEだけでなく他社でもあなたのキャリアメールを利用できます。
もし、キャリア解約後31日を経過していたら、残念ながらキャリアメールは失効します。代わりに別のメールアドレスを取得して下さい。
キャリアメールの代用方法
- OCNメールを使う
- フリーメールを使う
- iCloudメール(iPhoneユーザー限定)
OCNメールは、OCNモバイルONEを新規契約すると無料で1つ取得できます。
手続き方法も簡単です。OCNモバイルONEの新規申し込みの時にOCNメールも同時に申し込むことができます。その際に自分の好きなメールアドレス名も指定できます。
(例)〇〇@×××。ocn.ne.jp
※○○は選択可能。××は選択不可。
フリーメールは、Gmail、YAHOOメール、Hotmailなどがあります。すでに取得している方は、そのまま代用すればOK!
例えば、GmailはGmailアプリをインストールしてログインするだけで、すぐに使えます。
他に、標準のメールアプリにフリーメールを初期設定することで送受信もできます。
もちろん、インターネットに繋がったデバイス(パソコンやタブレットなど)であれば、どこからでもアクセスができて便利です。
iPhoneユーザーは、アップルのIDとしてiCloudメールを取得できます。
iCloudメールは、キャリアからOCNモバイルONEに乗り換えてもそのまま引き継げるため、代用できます。
注意
アップルIDをキャリアメールに設定している場合は、引き継ぐことができません。事前(乗り換え前)に変更が必要になります。
キャリア決済ができない
OCNモバイルONEに乗り換えると、キャリア決済の支払いができなくなります。基本的に、格安SIMではキャリア決済に対応していません。
例外として、ワイモバイルやUQモバイルといったサブブランド、他にmineoでmineoキャリア決済ができます。
OCNモバイルONEでは、非接触型決済やQRコード決済に対応してます。
非接触型決済であればドコモのiDやモバイルSuicaが使えます。ただし、NFC(近距離無線通信)に対応した端末が条件になります。
QRコード決済は、NFC(近距離無線通信)未対応の端末でなくても使えます。
サポートがやや弱い(店舗窓口がない)
OCNモバイルONEにはキャリアのように店舗窓口(専門ショップ)がありません。
代わりに、大手家電量販店に設置しているOCNモバイルONE引き渡しカウンターで新規契約やMNP転入(乗り換え)、他に容量シェア(複数回線の契約)などの手続きができます。
他にも料金プランやかけ放題などのサービスについて相談はできるものの、契約後のサポートがありません。
例えば、契約後にコース変更やオプションの追加とった手続きを行いたい場合は、自分でネットから申し込みを行って手続きを行う必要があります。
ただ、手続きといってもとても簡単なので安心して下さい。OCNアプリ(専用アプリ)やOCNのマイページからタップ操作で完了できます。時間にして数分もあれば大丈夫です。
もし、手続きで疑問や不明点があっても安心して下さい。カスタマーセンター(チャット・メール・電話)からお問い合わせができます。特にチャットやメールであれば24時間対応してもらえるため、いつでも相談ができます。
大容量コースの選択肢が少ない
まずは、OCNモバイルONEの料金プラン(新コース)の表をご覧下さい。
基本通信容量 (新コース) |
音声対応SIM (月額基本料金) |
データ通信専用SIM (月額基本料金) |
SMS対応SIM (月額基本料金) |
---|---|---|---|
500MB/月 | 550円 | - | - |
1GB/月 | 770円 | - | - |
3GB/月 | 990円 | 858円 | 990円 |
6GB/月 | 1,320円 | 1,080円 | 1,200円 |
10GB/月 | 1,760円 | 1,480円 | 1,600円 |
OCNモバイルONEには5つのコースがありますが、大容量は10GB/月コースのみです。このコースでは、毎日YouTubeなどの動画を再生する方、基本通信容量が足りず物足りないと思います。
代用としては、自宅に光回線を開通している方はルーター経由でWi-Fiを使うと良いです。他に無料Wi-Fiスポットを利用することで、OCNモバイルONEのデータ通信容量を気にすることなく動画も楽しめます。
500MB/月や1GB/月コースの選択肢が限られる
新コースの500MB/月や1GB/月コースは、音声対応SIMのみの契約です。データ通信専用SIMやSMS対応SIMは契約できません。
ただ、データ通信専用SIMやSMS対応SIMを利用する方は、データ通信容量を中容量もしくは大容量利用することが多く、500MBや1GBでは足りないため、最初からコースの選択肢に入らないと思います。
だから、このデメリットに関しては心配はいらないと思います。
新コースに2段階の速度制限がある(超低速)
OCNモバイルONEは、基本通信容量を超過すると速度制限が発生し、高速通信から低速通信(最大200kbps)に切り替わります。
さらに、新コースには速度制限中に基本通信容量を超過すると、2段階目の速度制限(60kbps)が発生します。
低速から超低速に切り替わってしまうため、注意して下さい。
超低速の具体的な条件に関して、コースごとにまとめた下記の表をご覧下さい。
基本通信容量(新コース) | 超低速(60kbps)になる条件 |
500MB/月 | 速度制限中に250MB超えた場合 |
1GB/月 | 速度制限中に0.5GB超えた場合 |
3GB/月 | 速度制限中に1.5GB超えた場合 |
6GB/月 | 速度制限中に3GB超えた場合 |
10GB/月 | 速度制限中に5GB超えた場合 |
正直な話、超低速になってしまうと動画再生はもちろんネットの閲覧さえもストレスだらけで使えません…。
超低速の回避策としては、最初から基本通信容量が少し多いコースを選択することをおすすめします。
残量データ通信容量が多ければ、心理的に安心します。それに余ったデータ通信容量は翌月に繰り越されるため無駄にもなりません。
他に新コース以外(旧コース)を選択するのも1つの方法です。新コース以外(旧コース)には2段階の速度制限(超低速)の条件がないため、速度制限(低速)になってもデータ通信容量を気にする必要もありません。
新コース以外(旧コース)は、音声対応SIMに最低利用期間(6ヶ月)や解約手数料(1,000円)があります。
無料Wi-Fiスポットが廃止
OCNモバイルONEには無料Wi-Fiスポットが全国に約86,000箇所ありましたが、2021年5月31日をもってこのサービスが廃止されました。
特にデータ通信容量を多くヘビーユーザーにとっては、基本通信容量を節約できるためとても助かったのですが、現在は使えません。
OCNモバイルONEの無料Wi-Fiスポットが廃止されたかたといって、悲観しなくて大丈夫です。無料Wi-Fiスポットは、全国に多数あり他社を利用すれば今までと同じように基本通信容量を節約できます。
【参考】OCNモバイルONEの無料Wi-Fiスポットについて
LINEアプリの年齢認証やID検索ができない
OCNモバイルONEに乗り換えても、LINEアプリの利用はできます。ただし、年齢認証機能がないためお友だちを追加する時にID検索ができなくなります。
代用としては、QRコードの読み込みやメールのやりとりでお友だちを追加できるため、この問題は解決できます。
【参考】OCNモバイルONEでLINEアプリは可能!注意点もあり
バッテリーの消耗が早い傾向
OCNモバイルONEに乗り換えをしてからバッテリーの消耗が早くなったように感じます。
原因としてOCNモバイルONEが採用しているグローバルIPアドレス(ネットワーク通信を行うためのIPアドレス)がバッテリーに負担がかかっていると思われます。
ただし、この問題に関して対策ができます。APN(インターネットの接続設定)の設定の時にグローバルIPアドレスからプライベートIPアドレスに変更すれば大丈夫です。
他にも標準搭載しているバッテリーセーブモード機能(バッテリーセーバーなど)の使用や大容量バッテリー搭載の機種(例:5,000mAh以上)に変更することで、さらにバッテリーを節約できます。
【参考】OCNモバイルONEのバッテリー消耗問題を検証(対策もあり!)
新コース以外(旧コース)の場合、グローバルIPからプライベートIPに変更できません。
まとめ
OCNモバイルONEにも複数のデメリットがありますが、深刻に考える必要もありません。
各デメリットは代用方法で簡単に解決できます。それに利用者によっては、そもそもデメリットとして考えないものもあります。
むしろ、OCNモバイルONEに乗り換えると今よりも月額基本料金が安くなるだけでなく、最適なコース(データ通信容量に合ったスマホ生活ができる)などメリットの方が大きいです。
OCNモバイルONEに興味があるなら、是非検討してみると良いと思います。きっと今よりも快適なスマホ生活を送ることができると思います。
乗り換えに対して不安がある方は、当サイト管理人の体験談や乗り換えについての全体像もチェックしておくと理解を深めれると思います。
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