OCNモバイルONEには、データ通信容量を調整できる節約モード(旧:ターボ機能)があります。
この機能は、OCNアプリ(専用アプリ)を使うと高速通信から低速通信に切替(その逆もOK)ができます。しかも、自分で切替ができるため、タイミングに合わせて毎日のデータ通信容量を調整できます。
- ところで、節約モードはどんな時に活用したらお得なのか?
- そもそもデータ通信容量が本当に減らないのか?
この記事では、節約モードについて機能の特徴や注意点を詳しくまとめています。
また、実際に節約モードを使ってデータ通信容量の増減を検証しています。こちらも、是非ご覧下さい。
【準備】節約モードを利用する前に
節約モードは、OCNアプリ(専用アプリ)に搭載している機能の1つです。まずは、OCNアプリを入手する必要があります。
OCNアプリはOSごとに入手先が異なります。iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playからインストールして下さい。
OCNアプリは無料でインストールできます。
【OCNアプリに搭載】節約モードの特徴
節約モードは、一言で表すとデータ通信容量を節約できる機能です。利用すると、主に下記のメリットがあります。
節約モードのメリット
- 高速通信と低速通信の切替でデータ通信容量を調整できる
- 自分のタイミングに合わせて調整できる
- SIMカードごとに設定できる
例えば、メールやLINEといったデータ通信容量が小さい場合は、低速通信(節約モードON)にすることでデータ通信容量を節約できます。
逆に、ネットサーフィンや動画のダウンロードを行う場合は大量のデータ通信容量が必要になるため、そんな時は高速通信のまま使います。(節約モードOFF)
このように、スマホの使い方に合わせて節約モードを活用することで自由自在にデータ通信容量を管理できます。
また、容量シェア(例:家族同士や1人複数台持ちといった複数回線)を契約しても、節約モードを利用できます。
SIMカード(1回線)ごとに節約モードを設定できるため、各個人でデータ通信容量も調整できます。
例えば、容量シェアを家族同士で使っている場合、お子さん1人だけがゲームアプリなどを行ってデータ通信容量を多く使うと思います。そのような場合は事前にお子さんだけを節約モードにすることで、データ通信容量を管理できます。
その結果、容量シェアを契約している家族全員がデータ通信容量の超過による速度制限を防ぎ、連帯責任を防止できます。
OCNモバイルONEの節約モードを検証!
節約モードを使うと、本当にデータ通信容量が減らないのか?
はじめてこの機能を知った方は、ちょっと疑問に思いますよね。私もその1人でした。
そこで実際に節約モードを使って検証してみました。
使い方はとても簡単です。OCNアプリをタップしたら、画面右下にある節約モードをONにスライドさせます。
この状態(節約モードON)で、いつも通りにデータ通信を使いまくってみます。
今回は、膨大なデータ通信容量を使うためにネットの閲覧やYouTubeの再生、音楽再生、メールやLINE、FacebookやTwitterといったSNSなどを、やりまくってみました。
時間にして約21時間!その結果はというと?
なんと、データ通信容量が全く減っていませんでした。
もちろん契約しているデータ通信容量も消費されませんでした。
【OCNモバイルONE】節約モードを使った感想
OCNアプリに搭載している節約モードをONにすると、通信速度が200kbpsに変更されます。
通常(節約モードOFF)では最大262mbpsの高速通信であるため、ネット閲覧や動画の再生もサクサク動きます。
しかし、節約モードをONにすると次のような変化が起こることが分かりました。
【体験談】節約モードを使った通信速度の変化!
- 動画の画質が悪くなる ※Blu-rayとDVDを比較したような画質の感覚
- 動画のダウンロード時間が3倍ほど必要
- 音楽のストリーミング再生までの時間が3倍ほど必要
- ネットの閲覧はほんの少し遅くなる ※体感で3~5秒程度
- メールやLINEアプリは変化なし
- FacebookやTwitterの表示時間が少し遅くなる ※体感で5~10秒程度
特にネットの閲覧やSNSは、体感的にほぼ変わりません。節約モードONでも十分使えます。
動画や音楽再生に関しては、ダウンロードの待ち時間が増えるものの、しっかりと再生できます。個人的に思っている以上に不便を感じませんでした。
また速度制限に関してキャリアと比較すると、サイト管理人が当時契約していたドコモは128kbpsです。それに対してOCNモバイルONEの節約モードONは200kbpsであるため、約1.5倍も速いです。体感的にOCNモバイルONEの方が全然マシでした。
節約モードの注意点
節約モードはデータ通信容量(高速通信)を節約できるメリットがありますが、デメリットもあります。1つ落とし穴があるため注意して下さい。
重要
- 節約モード中に、契約中のデータ通信容量が半分消費された場合、さらに超低速になる(新コースの場合)
- 節約モード中に、契約中のデータ通信容量が半分消費された場合、速度は変わらない(新コース以外の場合)
OCNモバイルONEには、新コースと新コース以外(旧コース)があるのですが、新コースには2段階目の速度制限(超低速)があります。超低速は60kbpsです。
超低速になると動画や音楽の再生はもちろんですが、ネット閲覧やSMS(特に画像が多い場合)でさえも困難になるため、ストレスが増大します。これはOCNモバイルONEのデメリットの1つです。
当サイト管理人のように新コース以外(検証時)を契約している方は、2段階目の速度制限が発生しないためデータ通信容量を気にする必要なく節約モードを使えますが、新コース契約者は節約モードの使い過ぎには十分に注意して下さい。
節約モードはこんな人におすすめ!
今回節約モードの検証を終えて、おすすめ(使った方が良い)の人が分かりました。
こんな人がおすすめ!
- 動画を全く見ない方
- 音楽を全く聴かない方
- メールやLINEが多い方
- SNS(文字中心の投稿)が多い方
- スマホをほとんど触らない方
上記の方であれば、節約モードを1ヶ月間利用しても不自由なく普通に使えると思います。
例えば、新コースの500MB/月コース(音声対応SIMの場合)を契約すれば月額基本料金は550円です。しかも無料通話(10分相当)も付いてきます。他に1GB/月コースも月額770円で利用できるため、コスパも高いです。
それ以外のコースは、2段階目の速度制限(超低速)にならないように、適度に節約モードを使うと良いと思います。
新規契約時に、データ通信容量が少し多いコースを選択するのも1つの方法です。2段階目の速度制限(超低速)の条件が緩和されます。