家族全員の月額基本料金を少しでも安くしたい!と考えるなら、一般的に家族割を思い浮かべると思いますが、残念ながらOCNモバイルONEには家族割がありません。
代わりに容量シェアと呼ばれるシェプランを利用し複数回線で契約することで、家族1人あたりの月額基本料金を安くすることができます。
また家族同士の通話料金を節約する場合は、OCNでんわかけ放題オプションに加入することが最もお得な方法です。通話条件(時間や頻度)を越えなければ、月額基本料金のみで通話ができます。
この記事では、家族割に代わる2つのお得なサービスについてまとめています。OCNモバイルONEを家族同士で契約しようと考えている方は、是非参考にしてみて下さい。
OCNモバイルONEは、2023年6月26日をもって新規契約(新規電話番号の取得、MNP転入)が終了しました。
当ページに記載している内容は、新規契約を行うことができた時の内容になります。
【OCNモバイルONE】容量シェアの特徴
OCNモバイルONEの容量シェアは、いわゆるシェアプラン(複数回線)になります。
1つのデータ通信容量(親回線)を複数の契約者(子回線)が共有できるサービスです。
家族同士で利用するにはいくつかの条件があるため、契約する際は注意して下さい。
容量シェアの条件
- 全コースで利用可能
- 最大5枚のSIMカードの利用可能
- 音声対応、SMS対応、データ通信専用SIMの組み合わせは自由
OCNモバイルONEには新コースと新コース以外(旧コース)がありますが、どちらも容量シェアプランを契約できます。
しかも、コースの種類(データ通信容量別)も自由に選択できます。10GB/月コースの大容量で契約することが一般的ですが、3GB/月コースといった小容量でも契約できます。
SIMカードの最大枚数が5枚という枚数制限があるものの、SIMカードの種類(音声対応、SMS対応、データ通信専用SIM)の選択も制限ないため、自由に組み合わせもできます。
さらに、対応機種であればスマホ、タブレット、ルーターといったさまざまな端末を組み合わせて使うこともできます。
また1人で複数回線を契約することもできます。例えばスマホ2台(音声対応SIM、データ通信専用SIM)、タブレット1台(データ通信専用SIM)といった使い方もOKです。
【参考】OCNモバイルONEのコース(データ通信容量)の選び方
初期費用や月額基本料金
容量シェアを契約すると、大きく2つの費用が発生します。
1つ目が初期費用(SIMカード追加手数料、SIMカード手配料)です。これは初回のみになります。一度払ってしまえば継続的に費用は発生しません。
SIMカード追加手数料 ※初期費用 |
SIMカード手配料 ※初期費用 |
|
新規申込者 | 0円/枚 | 433.4円/枚 |
既存契約者 ※音声対応SIM |
3,300円/枚(※1) | 433.4円/枚 |
既存契約者 ※SMS対応SIM ※データ通信専用SIM |
1,980円/枚(※1) | 433.4円/枚 |
(※1)SIM追加手数料無料キャンペーンが適用されると無料になります。
2つ目の費用が月額基本料金です。月額基本料金が毎月発生します。親回線と子回線(2回線以降)で料金の計算方法が異なるため注意して下さい。
月額基本料金(親回線) | 月額基本料金(子回線) | |
音声対応SIM | 各コースの月額基本料金 | 572円/枚 |
SMS対応SIM | 各コースの月額基本料金 | 572円/枚 |
データ通信専用SIN | 各コースの月額基本料金 | 440円/枚 |
容量シェアの月額基本料金は、個別で別々に契約するよりも安くなります。
容量シェアの料金をシュミレーション
参考として、3人家族が容量シェアを契約する場合と別々で契約する場合を、下記の表を使って月額基本料金を比較してみました。
容量シェア場合 | 別々で契約する場合 | |
1人目 ※音声対応SIM |
990円 | 770円 |
2人目 ※音声対応SIM |
572円 | 770円 |
3人目 ※音声対応SIM |
770円 | 572円 |
合計 | 2,134円 | 2,310円 |
データ通信容量の条件を同じにするため、容量シェアは3GB/月(新コース)、別々で契約する場合は1GB/月(新コース)で計算しています。
データ通信容量が多い4人家族の場合も、月額基本料金を比較すると下記の表になります。
容量シェアの場合 | 別々で契約する場合 | |
1人目 ※音声対応SIM |
1,760円 | 990円 |
2人目 ※音声対応SIM |
572円 | 990円 |
3人目 ※音声対応SIM |
572円 | 990円 |
4人目 ※音声対応SIM |
572円 | 770円 |
合計 | 3,476円 | 3,740円 |
データ通信容量の条件を同じにするため、容量シェアは10GB/月(新コース)、別々で契約する場合は3人が3GB/月(新コース)、1人が1GB/月(新コース)で計算しています。
このように容量シェアで契約すると、コースの種類に関係なく月額基本料金が安くなります。さらに、契約者の人数が多いほど安くなる傾向です。
申し込み方法
OCNモバイルONEの容量シェアは、契約状況(新規申込者、既存契約者)によって申し込み方法が異なります。
容量のシェアの申し込み方法
- 新規申込者はOCNモバイルONEの申し込みと同時に容量シェアの契約が可能(最大4枚追加OK)
- 既存契約者はOCNマイページからSIM追加(最大4枚まで追加OK)
新規申込の場合は、まずはOCNモバイルONEの公式サイトから親回線の契約を行います。
子回線を申し込む場合は、「シェアSIMカード追加オプション」項目で、4枚のSIMカード(子回線)を申し込みできます。
既存契約者は、パソコンもしくはスマホからOCNマイページに進み「SIM追加」と呼ばれる手続きを行えば、申し込みができます。
容量シェアの月額基本料金は親回線の契約者(クレジットカードもしくは口座振替)からまとめて引き落としされます。
【OCNモバイルONE】OCNでんわかけ放題オプションの特徴
OCNモバイルONEには、3種類のOCNでんわかけ放題オプションを用意しています。
OCNでんわかけ放題オプション
- OCNでんわ10分かけ放題
- OCNでんわトップ3かけ放題
- OCNでんわ完全かけ放題
各種類は月額基本料金や通話条件が異なります。次の項目で詳しく解説していきます。
月額基本料金と通話条件
かけ放題の種類 | 月額基本料金 | 通話条件 |
OCNでんわ10分かけ放題 | 月額935円 | 10分以内の通話であれば対象者や回数の制限なし。 |
OCNでんわトップ3かけ放題 | 月額935円 | 上位3つの電話番号(相手)の時間や回数の制限なし。 |
OCNでんわ完全かけ放題 | 月額1,430円 | 対象者・時間・回数の制限なし。 |
3種類とも、通話条件を超えなければ月額基本料金のみで利用できます。
もし通話条件を超えたとしても11円/30秒です。これは通常(22円/30秒)の半額になるため、通話代を大幅に節約できます。
3種類のうちどれを選択するかは家族同士の通話状況(通話時間や人数)によって変わります。もし、通話条件を気にすることなく家族同士で存分に通話を楽しみたいのであれば、OCNでんわ完全かけ放題を選択することが、最も賢い選択になります。
OCNでんわかけ放題オプションが必要な方は、事前に家族同士で話し合って最適な種類を契約してみて下さい。
申し込み方法
OCNモバイルONEのOCNでんわかけ放題オプションも、契約状況(新規申込者、既存契約者)によって申し込み方法が異なります。
OCNでんわかけ放題オプションの申し込み方法
- 新規申込者はOCNモバイルONEの申し込みと同時にOCNでんわかけ放題オプションの契約が可能
- 既存契約者はOCNマイページからOCNでんわかけ放題オプションを追加
新規申込者は、OCNモバイルONEの申し込み画面で「通話プラン」という項目でOCNでんわかけ放題オプションを選択できます。
既存契約者は、パソコンもしくはスマホからOCNマイページに進み「OCNでんわかけ放題オプション」を追加できます。
OCNでんわかけ放題オプションは契約後でも変更できます。当月に手続きをすれば、翌月には変更した種類が適用されます。
まとめ
OCNモバイルONEには家族割がありませんが、容量シェアやOCNでんわかけ放題オプションを利用することで、1人あたりの月額基本料金や通話代を安くできます。
ただし、各サービスには利用条件(SIMカードは最大5枚まで)や通話条件(人数・通話時間・頻度)があります。家族1人でも損をしないように、事前に確認しておくことが大事です。
条件を満たせば、家計の費用も大幅に節約できてお得です。だから、OCNモバイルONEに家族割がなくてもお得なスマホ生活ができることは変わりません。是非活用してみて下さい。